Googleアナリティクスにある直帰率の意味はご存じでしょうか?
初めて見た時にそもそも直帰って何?と頭の中にクエスチョンマークが浮かんだのを今でも覚えています。
調べていくうちにどのような意味を持つのかや見方、算出方法などを理解できるようになりました。
今回は調べてわかったことをみなさんにわかりやすくシェアしていきます!!
直帰率とは?
直帰とは訪問者がサイトに辿り着いたページだけを見て、サイトから離れてしまうことです。
web用語を用いると次のような説明になります。
サイトを訪れたセッションのうち、辿り着いたページだけを見てサイトから離れてしまうこと。
セッションの意味がわからない方は「セッション数の意味と見方をわかりやすく解説!!」をお読みください。
直帰率はその割合を示します。
つまり、セッション全体のうち1ページしか読まなかった%(パーセント)がわかる指標です。
どうやって算出するのか?
“直帰率=直帰数÷セッション数”です。
例えばサイトに1日10回のセッション(訪問)があったとします。
このうち4つの訪問は最初に訪れたページ以外も読んでくれました。
しかし、残りの6つの訪問は最初のページを読み終わるとサイトから離れました。
この場合の直帰率は、6÷10=60%となります。
ちなみに直帰にカウントされるパターンは4つあります。
- 最初のページを読んだ後、他のサイトに移る。
- 最初のページを読んだ後、ブラウザを閉じる。
- 最初のページを読んだ後、30分間操作しなかった場合。
- 最初の記事を読んでいる最中に24時を跨いだ場合。
どこで直帰率を確認できるのか?
Googleアナリティクスの画面を用いて説明します。

まず、ページ左側にユーザーという項目があるのでクリックしてください。
すると項目がさらに展開されるのでその中にある概要をクリック。
文字だとわかりづらい場合は、画像の赤い四角形で囲まれた部分を参照してください。
概要ボタンを押すと、画像と同じようなページが表示されます。
直帰率は画像の赤丸部分の位置で確認することができます。
直帰率の目安&平均値
直帰率に目安や平均値というものはありません。
直帰率が高い記事は改善が必要だと思ってしまいがちですが、訪問者の問題解決ができる質の高い記事も直帰率が高くなる傾向があります。
そのため、“直帰率が高い=改善すべきページ”ということではありません。
また、サイトの種類によっても直帰率は変わってきます。
例えば、ある男性がお気に入りのスポーツブランドから発売されたスニーカーの情報を調べるために公式サイトを訪れたとします。
公式サイトにファンが知りたいであろう情報やコンテンツがしっかりと揃っていれば、調査欲求が満たされサイトの直帰率は上がるでしょう。
では、そのスニーカーをAmazonで購入するとなった場合はどうでしょう?
新作スニーカーを販売するショップは数多くあり、価格に差もあります。
そうすると買いたい人は様々なページを渡り歩く可能性が高まり、サイトの直帰率は低くなるでしょう。
このようにサイトの種類や構造によって、直帰率はガラリと変わるので目安や平均値というものはあまり意味を持ちません。
直帰率の改善方法
ページでの滞在時間が短く、直帰率が高い場合は改善する余地があります。
有効な対策として、以下のようなものが挙げられます。
・訪問者が期待するような情報やコンテンツを用意し、ニーズに合わせる。
・ユーザーに次の行動を促す導線を設計する。
・ページ表示速度の改善
・サイトのデザインを整え、見やすくする
さいごに
“直帰率が高い=問題がある”ということではありません。
Googleアナリティクスではサイト全体の直帰率だけでなく、各ページ単位でも直帰率を確認することができます。
そのため、上手くいっていないページをピンポイントに改善していったり、滞在時間といったその他の項目と併せて分析していくとより効果的です。
様々な角度から検証してみると楽しくなってきますよ。

今回はここまで!また別の記事でお会いしましょう!!
こんにちは、AOです!!