ここ数年、サラリーマンをしながらYouTubeを始める方が急増しています。
その中でも会社員の日常を切り取った動画である、ルーティン系サラリーマンVlogが人気です。
このジャンルが人気な理由は忙しいサラリーマンでも撮影が比較的簡単で、顔出しせずに動画投稿ができるところ。
私自身、1年間ほどこのジャンルを運営していました。
私が運営していく中で培ってきたことをこれからサラリーマンVlogを始めたい方や始めたけど上手くいっていない方にシェアしていきます。
ぜひ、参考にしてください!
目次
ルーティン系サラリーマンVlogとは?

サラリーマンの日常生活を10分程度に収めた動画です。
人によって、若干形式は異なりますが2パターンに分かれます。
- 平日5日間と休日2日間(土日)の2本投稿
- 1週間の1本投稿
動画の内容は朝起きてから夜寝るまでの1日の流れを撮影し、それを平日5日間分や1週間分にまとめたものです。
このジャンルの先駆者はAKIO BLOGさんです。
毎日仕事で忙しい会社員が早起きして、副業をしたり、仕事終わりに筋トレを行ったりと非常にパワフルかつ有意義に毎日を過ごしている姿を映していました。
現在は会社員を卒業され、経営者となって経営者のルーティンを映す動画になっています。
そして、このジャンルに火をつけたのがもりおるーてぃんさんです。
動画のテンポ感が良く、見ているとモチベーションが上がってくる作りになっています。
何より顔出しをせずに、登録者が6万人強います(2022年3月時点)
サラリーマンかつ顔出しをしなくても、成功するという例が現れたことで一気に真似をする人が増えました。
このジャンルで成功するコンセプトの1つとして、視聴者のモチベアップにつながるような頑張るサラリーマンの姿を映すことが挙げられます。
王道のスタイルは、会社員 x 筋トレ x 勉強 です。
コンセプトが重要

ここを深く考えずに始めると後々苦労します。
サラリーマンVlogはハッキリ言って、飽和状態です。
同じようなことをしている人が数多く存在します。
なので、彼らと同じような動画を作ってもなかなか再生されないでしょう。
さらにYouTubeには先に始めた人が有利な先行者優位の力が働くこともあって、後発組は不利な状況。
そのような厳しい中で戦っていくにも関わらず、戦略や方向性も持たず闇雲に挑戦しても精神と時間が消耗していくだけです。
真似をしている人が少ない時は、うまくいっている人の真似をするのは良いと思いますが、今は真似をする人が多すぎてどれも似たような動画になっています。
代わり映えがないなら、視聴者は先駆者の動画を優先します。
だからこそ、自分の動画はどこで差別化できるかと考えることが重要。
例えば、会社員 x 筋トレ x 勉強のスタイルが王道ですが、
- 筋トレの部分を視聴者が気になりそうな趣味に変える
- 勉強の部分を副業に変えて、どうやって稼いでいるかを映す
とにかく、周りと差別化が出来て視聴者の興味を惹きそうなコンセプトにすべきです。
コンセプトを定めずにブレブレの状態でチャンネルを運営すると、動画の統一性がなくなり、

この人は何を頑張っている人なんだろう?
視聴者はこのように疑問に思いますし、チャンネルに定着してくれません。
そうするとYouTube側からの評価も低くなり、さらに厳しい状態になります。
やっていくうちにコンセプトを固めていくことも出来ますが、個人的にはお勧めしません。
チャンネル登録者数が3桁に届いていなかったり、再生回数がそれほどない状態であれば色々と変更しても大丈夫だと思います。
ですが登録者数が3桁を超えて収益化の1つの条件である、チャンネル登録者数1,000人に近づいてからのコンセプトの変更はやめた方が良いです。
私は途中でコンセプトを変えてしまい、登録者数と再生回数があっという間に減ったことを実際に体験しております。
「YouTubeを1年やってわかった、初心者がやってはいけないこと2選」こちらの記事でも書いていますのでぜひ参考にしてください。
なので、動画投稿を始める前にまずはコンセプトを練り、自分の動画の売りや視聴者が見たくなるようなポイントを取り入れてください。
動画作成にあたって

実際に動画作成を行うと、下記のポイントで悩むと思います。
私が成功している先駆者たちの動画を研究して、取り入れたことをまとめておきますので参考にしてください。
撮影機材
- iPhone
- 三脚
良いカメラなんて、初期段階では必要ないです。
なるべくお金をかけずに撮影を行いましょう。
YouTube運営が軌道に乗りだして、もっと画質にこだわりたいとなれば購入を検討すれば良いです。
ただ、三脚はあったほうが良いと思います。
視聴者を飽きさせないために画角を色々と変えた方が良いからです。
私が使っている三脚は、
この2つです。
編集ソフト
最初は無料の編集ソフトで大丈夫です。
初期段階ではやる気に満ち溢れ、有料の編集ソフトを用意したいという気持ちがあると思います。
その気持ちは痛いほどわかりますが、一旦抑えてください。
撮影→編集→投稿→動画の反応を見る
この一連の流れを体感してください。
そこで、編集の大変さや動画に対する反応の無さでYouTubeをやめてしまうかもかもしれません。
もし有料ソフトを購入していた場合は、宝の持ち腐れになってしまいお金がもったいないことになるのでまずは無料ソフトで編集をしてみましょう。
無料ソフトにするか有料ソフトにするかで悩んだら↓を読んでみてください。
もし、MacユーザーであればFinal Cut Proが90日間無料で使用できるのでそちらを使えば良いです。
有料ソフトのおすすめはFinal Cut ProとPremiere Proです。
それぞれに合う人を↓で解説しています。
撮影方法
さまざまな画角を用いて、視聴者を飽きさせない工夫が必要です。
特に顔出しをしない場合は、画角やテロップで視聴者を惹きつけないといけません。
人間は同じ画角が続くと見るのを飽きてしまう習性があるので、
タイムラプスを使ったり、三脚を使って見せ方のバリエーションを増やしましょう。
画角や動画のスタイルなどは、オカジ兄やんの動画がとても参考になります。
BGM
ルーティン系サラリーマンVlogにはBGMが非常に大事です。
特に疾走感があるBGMを取り入れることが重要です。
動画に疾走感が生まれ、テンポ良く動画を見ることができます。
コンセプトの「頑張るサラリーマン」と相性が良いので、視聴者も見やすく頑張っている姿勢がより伝わります。
顔出ししないことを選択した場合、動画内で音声が少なく淡々と日常を映していく絵が続きます。
その時はテロップで考えていること、やっていることを解説していくことになります。
なのでBGMがないと非常に静かになり、視聴者も物足りなく感じます。
視覚だけでなく、聴覚にも刺激を与え、視聴者を動画から離脱させないようにしましょう。
おすすめのBGMサイトは、騒音のない世界です。
もりおるーてぃんさんがよく使っています。
サムネイル
このジャンルだけでなく、YouTube全般に共通して言えることがあります。
それは、動画が再生されるかは”サムネイルで決まる”ということです。
視聴者がパッと見たときに興味を持たれなかったそこで終わり。
数ある動画の中に埋もれてしまう、そんな世界です。
Top YouTuberが再生されるためにサムネにこだわっているのに、始めたばかりの人がこだわらない理由がありません。
サムネを作るために初心者でも扱いやすいサイトがあり、そのことをまとめた記事があるのでぜひ参考にしてください。
再生回数と登録者数の増やし方
私が実践して実際に効果があったと感じるものは、
- 量
- SNS
- インフルエンサーに絡む
この3つです。
量は動画本数のことで、本数が溜まってくるとYouTubeにチャンネルを認識されたり、評価も上がってきてインプレッション数が上がってきます。
また投稿を続けていくことで再生回数が、急に伸びる動画が現れます。
それがきっかけでチャンネル登録者が一気に増えたり、認知度が高まります。
逆にヒットする動画が生まれるまでは、辛く苦しくても投稿を続ける必要があります。
次にSNSです。
具体的にはTwitterとTikTokを使用していました。
初期段階ではYouTube自体からの検索流入が難しいので、拡散力が強いTwitterやTikTokでも発信活動を行い、各プラットフォームからYouTubeに引っ張ってこれるような取り組みを心がけていました。
最後にインフルエンサーに絡むですが、
これは効果が大きい反面、やりすぎると心象が悪くなるかもしれないのでバランスを見ながらやって下さい。
私は”会社員 x 筋トレ x 勉強”のスタイルのうち、勉強の部分をFXにしてコンセプトを作っていました。
参考にしていたFXトレーダーがいて、その方もTwitterとYouTubeを運営していたのでうまく絡み自分のYouTubeチャンネルやtweetを拡散してもらえました。
そうすると1日で再生回数とチャンネル登録者数が大きく伸びました。
最後に
いかがでしたか?
私が1年間運営して感じたことは、なんとなく運営しても結果は出ないということです。
常に試行錯誤が必要な世界だと痛感しました。
仮になんとなく運営してうまく行ったとしても、結果を出し続けることはできないです。
なぜなら、その人自身再現性が分からなかったり、なぜうまくいったかが把握できていないからです。
なのでYouTubeを始めようと思うなら、まずはしっかりコンセプトを練り、
その後は軸をブラさずに試行錯誤しながら継続していくのみです。
これを守って、継続さえすれば状況は好転していきます。

今回はここまで!また別の記事でお会いしましょう!!
こんにちは、AOです!!